今回は日本にいらしたお客様をご紹介。ひとりは17歳の頃から5回も来日してるシャルロット
ゲンズブール。そして、もうひとり
はそのダンナ様で俳優のイヴァン・アタル。2人はイヴァンが監督した「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」のプロモーション
のために、仲良く来日。で、ホテルの一室に現れたシャルロットは「ごめんなさいね。ランチする時間がなくて」と、いきなり幕の
内弁当に日本茶。さっすが親日家です、そして、そんな彼女をやさしく見つめるイヴァン。まるで映画そっくり!
そう、新作はタイトル通り、有名女優シャルロットを妻にしたスポーツ記者イヴァンの心のざわめがコメディタッチで描かれるのだ。
―どのくらいの割合でプライベートのエピソードが描かれてるの?
イヴァン「最初のアイディアは僕たちの私生活からだけど、内容はフィクション、まぁ、どうしても2人の家計が反映するシーンも
あるけどね。たとえば、さりげない会話とかね」
シャルロット「そうね、私も私自身を演じたつもりはないの。おもしろいオリジナリティにあふれたキャラクターを演じただけよ」
―ここでのシャルロットはこれまでの作品にありがちなアンニュイな女性ではなく、快活なシャルロット。意外な気がするわ。やっ
ぱりそれはダンナ様から見た素顔なの?
シャルロット「わからないわ。ちょっとしたことで「そうか、イヴァンは私をこうみてたのか」という新しい発見もあったけど」
イヴァン「僕は違ったシャルロットを感じてもらったのが嬉しいな。脚本を書く段階でも演出している時でも、それを意識していた
から。だいたい。いっしょにすみ始めて12年くらいだけど、素顔は明るくて、活動的なんだから(笑)」
―衣装は自前が多かったとか?
シャルロット「そう、80%は私の洋服や小物を使ったかしら。トレンチコートやセーターやバッグ。靴もそうね。スチュワーデスの
制服は違うけど(笑)」
イヴァン「映画はフィクションでありながら、シャルロットが女優であるというノンフィクションを加味してトリッキーな作品にしたかっ
たんだ。だから、シャルロットの存在がリアルでナチュラルに見えるように衣装や住まいは現実に近いものにしたんだよ」
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